正しい群れ:地元にて

ぼくはいつも何かに待たされている気がする。本当にウラディミールか、ぼくは。ちなみに待ち人たちは来たので、自殺行為に走る必要はない。 ぼくがこうやってくだらない知識とかジョークを詰め込んでいる間、みんな離れていた時相応に大人になっていた。背も…

パンクロッカーではない:練習後

弦楽器が苦手だ。心の底から。Smells Like Teen Spiritも満足に弾けない。構成をバラしたら弾けるレベル。完璧に弾ける曲といえば、amazarashiの簡単な弾き語りを少々。 本業はボーカルだけど、正直そちらも上手くない。というか、やっぱりこっちも下手だ。…

逃げられたコンテンツ:SFは滅びた論

誰が言った UVERworld ロック ¥255 provided courtesy of iTunes 日本のSFは滅びた、みたいなことが昔、話題になったらしい。わからんでもない。リアル思考に完璧に侵された人。自分のSFが広義のSFであると錯覚する人。そんな奴らがごった煮している国だし、…

ぼくと世界とテクノロジー:戯言

「伊藤計劃トリビュート」を読み進めている。「同志少女よ、敵を撃て」は休日に、タランティーノ監督の「レザボア・ドッグス」を見終わった後に手を付けようかと。 伊藤計劃トリビュートは、簡単に言えば、彼から影響を受けた作家さん達が「テクノロジーが人…

はじまりはなんちゃらら:遅ればせながら

青春コンプレックスなんて言葉が世の中にはあって、なんでも解消のために大学に2回も入り直した人間がいるらしい。ぼくの高校は工業だったけれど、小さい頃から機械が大好きだったから、十二分なパラダイスだった。女子は確かに少なかったけど、別に良かった…

無為にはしたくない時間

ぼくはできるだけ、約束の時間を破る真似はしたくない。オール後の授業は平気で遅刻したけれど。とりあえず、ぼくが友達と遊ぶとき、三十分ほど早く来たりすることもある。 ぼくは今、大学の図書館内で暇を持て余している。二限の後半から授業なのに、一限の…

「同じ素材でできている」世界:アニメ版ハーモニー

あの少女は、どこへ向かったのだろう。それはきっと、彼女たちにとって地獄であるこの世界。 さて、アニメ版ハーモニーの話をしようと思うのだが、ネタバレ注意である。どうか閲覧にはお気をつけて。 アニメ版を最初に見たのはいつだったか。もうその時の印…

空腹:know your enemy

甘いもの、バナナしか食べてないな。 私がダイエットするのは、死ぬときか、恋をしたとき、と、MGS3のEVAの台詞の「バイクを降りるのは」の部分をこんな風に置き換えてみる。思い浮かんだだけ。 正直、割とストレスはない。鍋は美味しいし、毎日だしを変えれ…

世の中is不平等

また友人の話になるが、ここはぼくのブログなので勘弁していただきたい。 ぼくは顔がよくない。スタイルもよくないし、頭もよくない。というか全部悪い。そして、この間部活で選ばれたバンドメンバー、ぼく以外みんな顔もスタイルもよい。頭は知らない。ギタ…

ツボが浅くてよ

友達が始めたブログがはちゃめちゃに面白い。 心の句という題名で投稿しているんだけれど、何って、初っ端から字余りしてるし、中身が日常の些細が過ぎることばかり。更に言えば、それ、Twitterでできる。なのにブログでやるあたり、めちゃくちゃ面白い。 ち…

めっちゃかわいい

バイト、先輩と絶賛サボり中。 レンタルショップでよく見るのが、子どもと親の「見た見てない論争」。子どもがいつか見た作品を、親が「もう見たでしょ!」といって返すヤツ。あれだけでも「親子やってんなぁ」と思うわけだけれども、今日来店した兄弟は、更…

節穴

伊藤計劃氏のような死の淵に立った人間は、とんでもないものを作るなと、一言だけTwitterでぼやいたことがある。その時、見知らぬユーザーから「戦争を知っているからじゃないかな」と、意味不明の返信。いかにも今、戦争がないみたいな言い方。そんな意図が…

力の様相:「新世界より」を読み終えて

「力」の存在意義とは、何なのだろうか。 遠い未来。ほとんどの人間が「呪力」と呼ばれる力を持ち、限られたテリトリーの中で生活を営む世界。 「新世界より」とんでもなく面白かった。クリーチャー要素、謎の力、と、一見ファンタジーとも取れる世界観では…

12月だよ、同志諸君

連投に次ぐ連投。12月ということで、色々まとめてみる。 ・ガンダムカフェ閉店の報。行かねば。 ・大学生らしく友人数名と焼肉屋。 ・親の職場の人とサバゲー。おばさま達を援護する19歳。 ・デスボ練習の結果、出来損ないながらもある程度形に。いつ使うん…

奇人でも:電車の彼のタブレットを見て

電子書籍が好きじゃない。ひどく無機質に感じられて、文字の羅列を眺めている気にしかならないから。あと、単純に目が痛い。 ページをめくる感覚は何物にも変え難い。この単純ながらも些細な面倒に感じられてしまう作業は、ぼくがそれを行う度、確かにぼくを…

振り向くな、アムロ

スーパーロボット大戦30、未だにクリアしていない。なんといってもサイドミッションが豊富で、キーミッションに辿り着くまでの力がごっそりと削り取られる。終盤に差し掛かってはいるのだが、DLCの参戦ミッション以外にあまり手をつけていないから、そちらも…

地雷、雪庇、満員後電車

長く付き合う人間ほど、ぼくとの相違が突飛するように思える。それを黙認できるかと言われると、ぼくはそこまで大人にはなれなかったし、解決の手段だって、一致点の数と過ごした時間の量しか知らない。 いくつかの別れを数えてみれば、時間も一致点も全く足…

ポケットサイズの独壇場

「そんなことはない。最近ある代理店のトラフィック分析に目を通したんですが、ウェブでいちばん勤勉に日記を書いているのは、日本人ですよ。その量といったら、あの国の国民はリアルで抑圧された感情を、ウェブに解放してるんじゃないかと思うくらいに」 義…