今日だっけ

ジョン・ウィック、今日だっけ。Twitterでカウントダウンを見た気がする。あ、今はXだっけ。

あの映画、自分はかなり好きで、繰り返し観る作品ランキング上位に食い込むほどなのだが、それにしても1作目と2作目のテンション感が結構違う。どちらもハイスピードであることに違いないが、例えば1作目がハードボイルドな芯が一本あるとすれば、2作目にはそこにディテールの細かい洒落たアクセサリーが着いたような感覚。裏社会でのルールの仔細が語られるが故に、ハードボイルドはそのまま、ユニバースとして作品を明確に確立させた。ランボーも1作目と2作目のテンション感違ったよね。

けれどランボーではないんだよな。ランボーの1作目は帰還兵の苦悩や彼らを取り巻く環境に焦点が当たっており、時代背景が明確でテーマがわかりやすすぎるほどだった。2作目はアクション映画としてかなり振り切っていて、主題のウェイトがなかったわけではないが、定番のほんのりラヴロマンス要素もあってか、若干の薄れは感じた。そもそもランボーは原作ならば1作目の時点で死んでいるし、そこから何かを繋げるとすればベトナム帰還兵という設定は空気になり、完全なアクションにシフトするというのも頷ける。

ジョン・ウィックは復讐と死体のオンパレードだから、大体やることは変わらない。1に殺して2に殺す。殺す、殺す、殺す。ジョン・ウィック、ホラー映画のヴィランより人殺してるしな。

1作目の嫁さん大好き設定も、3作目でそれがえらいことになった。ちゃんとしてるなあ。ランボーはその頃、兵士をミンチにしたり、ギャングの心臓を引き抜いたりしていた。モータルコンバット?爽快だな。

どちらの作品も大好きだ。シリーズものにはそれぞれ特徴があるが、各々面白い傾向がある。単体でも楽しめる作品もいくつかあるが、こうやって長く1人のキャラクターと付き合うのは単発映画にはない魅力がある。

時間は食うが、その分思い入れも深くなる。暇な時には是非。

MCU?エンドゲームまででやめときな。ヒーロー映画ならウォッチメン観とけ。あとザ・バットマンダークナイト三部作。