戦争が目の前にある

戦争なんて大嫌いだ。

ウクライナにロシアが侵攻を始めた今、他人行儀は決め込まないままウクライナの民間人のために寄付をしたり、こうしてブログを書いている。

ぼくはサバゲーだとかガンダムだとかが好きだから、その流れで兵器なんかも普通の人よりは知識があると思う。いわゆるちょっとしたミリオタなんかに分類されるのだろうけど、Twitterで少し見かけたものを一つ。

https://twitter.com/furinvxn1yneeie/status/1497062473718898694?s=21

この通り、ミリオタは別に戦争が好きなわけじゃない。誰が殺戮のフィールドを見て喜ぶか。そんなやつ人間じゃない。

銃は好きだ。兵器も好きだ。だがそんなものはスクリーンの中だけで、文字の羅列が紡ぐ物語の中だけで、プログラミングに沿って動く仮想現実だけで活躍していれば良い。リアルで誰かの胸板を貫く必要も、脳髄を掻き回してぶち撒ける必要も、そんなもの微塵もない。

ガンダムで戦争を知った気になっているつもりはない。あれはフィクションに過ぎない。プライベート・ライアンも、結局は現実に沿った創作物だ。これだけでも戦争を嫌うのには十分すぎたが、今やSNSで戦争が覗ける異常な時代だ。ブラックホーク・ダウンよりも衝撃的な絵面が、電子の海に転がっている。テープを目に巻かれたロシア人捕虜に、爆散した戦車。死体。リアルタイムでぼくらは戦争を目の当たりにしている。

戦争なんて大嫌いだ。とある生命が戦闘単位にすり替わり、同じ単位を食い潰し、時にはそれ以外の生命ですら無辜にする。大嫌いだ。こんな手段を選ぶやつは、人の皮を被った化け物だ。

どうか今回の戦争がすぐさま良い方向に進み、早期に解決することを望む。誰も死なないでほしい。誰も殺さないでほしい。

戦争なんてくそくらえだ。